Eコマース立ち上げ時に参考にしたい、ユーザーに送るべき25のメール

Eコマース立ち上げ時に参考にしたい、ユーザーに送るべき25のメール

 米国のブログサイトMediumにて「Email Patterns for Web Apps – 25 Emails You Should Send to Your Users」という記事が投稿されていた。著者でありJotFormのファウンダーでもあるAytekin Tank氏は、Webアプリで一般的に使用されているメールパターンについて研究した結果、一定のルールを守りながらユーザーにメールを送信することでユーザーからの反応を向上させることができるとしている。
 下記のリストは主にスタートアップベンチャーがサービスローンチから継続的にユーザーに対して送るメールのベストプラクティスであるが、Eコマース分野にも少なからず応用が利きそうな内容だったため和訳を交えて紹介させていただく。

1.ウェルカムメール

例:「アカウント登録ありがとうございます」
 多くのユーザーはアカウント登録時にサイトからウェルカムメールを受け取ることを期待している。これはサービスプロバイダーからユーザーに対する最初のメールとなるため、登録してくれたユーザに対してシンプルかつ心のこもったウェルカムメールを用意しておきたい。

2.サービス責任者からの個人的なウェルカムメール

例:「こんにちは、創業者の◯◯です」
 本文では創業者からのメールとなっているが、サービス責任者と置き換えても良いだろう。このメールは通常、上記1.のウェルカムメールの数時間後に送信されるか、または翌日に送信される。著者はこれを行った結果ユーザーから好感が得られ、このメールに対する多くの返信を受け取ったと語っている。

3.先回りしたサポートメール

例:「お困りのことはありませんか?」
 amazonのCEOジェフ・ベゾスは、ユーザーからの問い合わせがあること自体サービスに欠陥があると考えた。その考えの通り、amazonのヘルプページは他のどのwebサービスよりも充実しているはずだ。絶えず気配りを行い、ユーザーに困りごとはないか、先回りしてサポートしていくことが必要だ。

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ユーザーから問い合わせがある時点で、すでにサイトに欠陥がある

↑ユーザーから問い合わせがある時点で、すでにサイトに欠陥がある

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4.チュートリアルメール

例:「効果的に◯◯する方法」
 米国のWebサービスのLogglyは、 その充実したチュートリアルメールで有名だという。チュートリアルメールは、こちらの意図している使い方をユーザーと一緒に共有するという意味合いを持 つ。いくら提供側が便利な機能を用意していてもユーザーがそれに気づいて使ってくれなければ無駄に終わってしまうし、間違った使い方をしていても100% の効果を発揮できない。

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5.新着情報メール

例:「新しい商品が入荷しました」
 これはWebサービスに限らず、Eコマースや飲食店など多くのシーンで利用可能なメールのひとつである。新着商品が入荷した時には積極的にユーザーに知らせていこう。

6.人気コンテンツの共有

例:「今週の人気商品」
 いま何が人気なのか、これをユーザーに知らせてあげることでまだその商品を知らないユーザーからの反応を得られる。「今週の人気商品」あるいは「先週の人気商品」といった形で、週単位で配信すると良いかもしれない。

7.ニュースレター

例:「ニュースレター3月号」
 ユーザーとの継続的なコミュニケーションのためにニュースレターは欠かせない。何か特別な報告がなかったとしても、最低月に1回はニュースレターを配信すべきだろう。

8.新機能のお知らせ

例:「新たな機能が追加されました」
 新たな機能が追加された時は積極的にユーザーに知らせていこう。自社でEコマースを展開している場合、サイトにちょっとした改善を施したらすぐにユーザーに伝えよう。その変化に対するユーザーからのフィードバックもらう最適なチャンスだ。
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9.定期的なマイルストーンの報告

例:「祝!ユーザー数が◯◯人を超えました」
 マイルストーンを祝うことはサービス自体が盛り上がりを見せていることをユーザーに伝える機会となる。設定すべきマイルストーンはユーザー数に限らず、◯周年記念、登録商品数、流通総額等、サービスの継続的な盛り上がりが伝われば問題ない。

10.イベントへの招待

例:「ユーザー向け◯◯を開催します」
 ユーザーを巻き込んだイベントを開催する際には積極的にユーザーを招待しよう。ウェビナーやサロンなど、継続的にイベントを開催している企業の盛り上がりはユーザーにきちんと伝わる。

11.ユーザー調査

例:「アンケートを実施します」
 ユーザーが自社のサービスに対してどのような感想を抱いているか、どのような機能を望んでいるか、どこを改善して欲しいのか、絶えず継続的にヒアリングしていくことが重要だ。

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12.調査結果のシェア

例:「アンケート結果を公表します」
 収集したアンケート結果は概して面白いものとなる。この調査結果を社内だけで共有するのではなく、ユーザーにもぜひ確認してもらおう。

13.プレゼントの配布

例:「ぜひご参加ください」
 賞品や懸賞などのプレゼントが嫌いな人は少ないはずだ。これらのキャンペーンはユーザーも一体となって楽しめるため盛り上がることが多い。例を挙げると、DropBoxはユーザーが友達を招待すると使用可能容量が増えるプレゼント企画を常に行っている。

14.コンテストの開催

例:「ぜひご参加ください」
 例えばユーザー同士で競い合うようなコンテストを開催すればサービスがより一層盛り上がる。Eコマースではクーポンを賞品とするなど、ユーザーが積極的に参加してくれるようなイベントを開催しよう。

15.コンクールの結果を発表

例:「おめでとうございます!当選しました!」
 前後の文脈がなければ詐欺のようなメールになってしまうが、コンテストに参加してくれたユーザーや残念ながら漏れてしまったユーザーにも結果を発表しよう。

16.提案メール

例:「このようなアクションが推奨されます」
 ユーザーの行動履歴やデータを参照し、個々のユーザーに合わせたアドバイスを送り、ユーザーをより良い方向に導いてあげよう。Google AdwordsやAmazonスポンサードプロダクトなどはこの手のメールを積極的に流している。

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17. ブログ記事をメールで再配信

例:「スタッフブログ vol.158」
 よくブログを併設しているwebサービスを見かけるが、すべてのユーザーがブログに目を通しているわけではない。ブログ記事の内容をメールでも再配信してあげることで、より多くの読者にリーチすることが可能となる。ただしユーザーによっては煩わしく感じる場合もあるため、すべてのユーザーに送信するのではなくサインアップした人に限定して送信するのが良しとされている。

18. 期間限定割引情報

例:「今なら全品30%オフ!」
 期間限定の割引サービスを実施したい場合、事前にユーザーに対して知らせよう。メールを送信してから実際にユーザーが確認するまで数日のタイムラグ生じる場合もあるため、セールの期間は最低3日以上、一般的には7日間以上継続することが望ましいとされている。

19. 友人の動向

例:「◯◯さんにフォローされました」
 サイトにソーシャル機能を持たせている場合には、ユーザーだけでなくその周りのユーザーの動向も知らせてあげることで、サービスに回帰してもらえる機会となる。
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20. 電子書籍やインフォグラフィックの発表

例:「2016年版 業界動向地図が完成しました」
 電子書籍やインフォグラフィックを作成した場合にはユーザーに知らせてあげよう。この種のEメールはユーザーに届いた後、友人や同僚に転送してもらえる可能性が高いコンテンツだ。

21. 請求書

例:「2月利用分の請求書が決済されました」
 ユーザーにきちんと請求書を発行することは、それだけで企業の社会的イメージを向上させる。また電子メールで送られることでユーザーも管理が楽になる。

22.季節のご挨拶

例:「Happy Halloween!」
 ハロウィンやクリスマスなどのイベント系のお知らせが一般的だが、それだけでなく年末年始の休業や夏季休業のお知らせなど業務上必要な連絡もきちんとユーザーに配信しよう。特に日本はお盆やゴールデンウィークなど休日が多いため、事前の気配りがユーザーに好感を与える。

23.ユーザーへの提案

例:「この商品を購入した人はこんな商品も買っています」
 今やどこのEコマースサイトも導入しているアップセル・クロスセルの手法だ。サイト上だけでなく、Eメールで配信することで関連商品をお知らせするきっかけとなる。
amazon recomend

24.休眠中の会員へのメール

例:「we miss you!」
 DropBoxは休眠会員や退会した会員に対して可愛らしいメールを送ることで有名だ。毛嫌いされることを恐れてなかなか送れる企業が少ないメールではないだろうか。とはいえ、ひょっとした拍子にまた利用を再開してくれるユーザーもいるため、放置してしまうことは得策ではない。恐れずに積極的にアプローチしていこう。

25.週次/月次レポート

例:「今週の利用状況をお知らせします」
 ユーザーに現在の利用状況を知らせてあげることは有用だ。またユーザーにサイトを想起させるきっかけにもなりうる。

 

Source from:Email Patterns for Web Apps – 25 Emails You Should Send to Your Users
Cover photo:Heisenberg Media – Berlin Startup Tour

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