中国アリババ、インドの物流会社Delhivery、XpressBeesと協業

中国アリババ、インドの物流会社Delhivery、XpressBeesと協業

Economic Timesが報じたところによると、アリババはインドの物流会社であるDelhiveryXpressbees Logisticsと話し合いの場を設け、早ければ4〜6か月以内に取り引きを開始する予定だという。また他の物流会社GoJavasEcom Expressも、アリババとタッグを組むことに関心を示しているとのこと。これが実現すれば、アリババCEOジャック・マー氏が言うところの「鉄の三角形」が形成される公算が高くなりそうだ。

鉄の三角形と言われる3つの頂点

ジャック・マー氏曰く、Eコマース、ファイナンス、ロジスティクスの3つの分野を抑えることで、インドにおいて「鉄の三角形」を形成することができるという。すでに第一の頂点となるEコマース分野においては、2015年8月にソフトバンクらと共同でSnapdealに5億ドルの追加出資を行っており、その時価総額を50億ドルにまで引き上げた。Snapdealはインドの3大Eコマースサイトの一つであり、FlipkartやAmazon.inと並び注目度の高い企業だ。さらに今年2月にはSnapdealの強豪Flipkartに対しても出資を打診していたと報じられている(これに関しては金額やその他条件について同意に至っていない)。さらにこれに留まらず、アリババは自社独自のEコマースサイトをインドで展開するためにチームを編成しているようだ。

参考記事:Alibaba starts building team for India foray | The Times of India

さらに第二の頂点となるファイナンス分野において、アリババとその関連会社のAnt Financialは、インドのモバイル電子決済サービスのOne97の40%を取得している。One97はインドでPaytmと呼ばれる決済サービスを運営。Ant Financialが中国にて運営している支付宝(Alipay)と同様のサービスだ。

インドではネットバンキングが発展しておらず、クレジットカード持たない人にとってオンラインでの買い物は著しく不便な状況だ。ネット上で買い物をした場合、その代金の決済のためにわざわざ銀行の窓口に出向き振込を行い商品の到着を待たなくてはならない。Paytmのような決済サービスを利用することで、自身の口座からあらかじめチャージしておき決済が可能、インドの決済インフラに大きな影響を与えている。Paytmは現地で絶大な人気を誇り、すでに顧客数は2,000万人を超えていると言われている。

第三の頂点、ロジスティクス分野へ

そして今回、アリババは第三の頂点となるロジスティクス分野に歩を進めている。

インドでは物流インフラの整備が追いついておらず、これがEコマース普及の大きな妨げとなっていると言われている。注文した商品が指定した日時に到着しないことは多々あり、場合によっては最終的に届かないことも。このような背景から多くのユーザーがオンラインでの買い物に「Cash on Delivery」と呼ばれる代金引換制度を利用する。これであればクレジットカードを持たなくても買い物ができ、注文した商品が届かなくて不安になるという心配もないからだ。

DelhiveryとXpressBeesはインドを代表するロジスティクス企業で、中でもDelhiveryはインド全土に16のフルフィルメントセンターを持ち、直近の資金調達でも2億9,700万ドルの評価額を得ている。アリババは早ければ今年末にオンラインマーケットを立ち上げる予定と言われており、いよいよ鉄の三角形のすべての準備が整いそうだ。

参考記事:Alibaba in investment talks with Delhivery and Xpressbees Logistics | The Economic Times

コメント0
CATEGORY :
TAG :

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK